現在転職して4社目の企業を10ヶ月目で退職し、転職することとなった。
転職の目的は給料UPのためである。今の年収は420万であるが、次の会社は575万となり、150万ほどUPした。
しかしこの年収であるが、満額もらえるのは2年目からである。575万というのは、ボーナスを含んでの金額である。1年目のボーナスは寸志・満額はもらえない。そうなると当然ボーナスはもらえなくなる。575万−100万(ボーナス)=475万程度が1年目でもらえる金額となるだろう。
今回は運良く大きな金額UPをすることができたが、50万UP程度であると、1年目は損をすることになる。
もちろん長期的に仕事をするつもりであれば、さっさと転職をしたほうがいいが、短期離職の癖がついていると転職しても長続きせず、1年〜2年程度で辞めてしまえば、転職活動に費やした時間や、入社したばかりの固有のストレスと釣り合わない。年収UPを目的とした転職なら最低は3年は続けなければ、元はとれないかと思える。
海外によってはそもそもボーナスが無い会社が多いと聞く。転職者にとってはボーナスが無いほうがうれしいことかもしれない。
日本企業は労働者の囲い込みの為、ボーナスを設定している。転職者にとっては先に述べた通り不利な条件だ。会社を辞める際にもボーナス支給日まで、泣く泣く働く場合もある。支給日前に辞めてしまっては損するからだ。
労働者サイドもボーナス支給は重要なイベントらしく、7月、12月になると次のようなコメントで溢れかえり、いくら貰えたとか、少なすぎとか奴隷の鎖自慢が始まる。
「今年は3ヶ月分貰えた!」
「私の会社は6ヶ月分貰える!」
「ボーナスで何買うかな!」
「ボーナスある会社が羨ましい・・・」
「ボーナス無くてブラックだ・・・」
ボーナスが貰えないからブラックなのではない、そもそも給料の総支給額が低いのだ。
ボーナスが多いから得しているのではなく、その分支給額が減らされているのだ。
日本企業の場合は、部署の横の繋がりや協調性を重視しているので、転職1年目は人間関係を構築したり、社内ルールを覚えてからでないと仕事はできない。そう考えると1年目はボーナスが貰えないのもしかたないのかもしれない。