いまだに週5勤務、8時間労働なのはなぜか? 

仕事が辛く感じる原因はなんだろうか。
人間関係や向き不向き等いろいろな原因はあるが、労働時間が苦と感じる人は多いだろう。
一般的にフルタイムだと「週5勤務、8時間労働」をしなくてはいけない。

朝は遅刻をしないよう早く起き、始業時間前に机に座り、残業もこなし、次の日寝坊しないよう早く寝る。こんな状態が週5日続くのだから、仕事を辛く感じるな!という方が無理な話だ。

8時間労働が一般的になったはおよそ100年前だ。100年前にはスマホもパソコンもメールもなく今よりずっと働きにくかったに違いない。現代はテクノロジーが発達して用事があればすぐ連絡でる。履歴も残せる。

こんなテクノロジーが進歩しているのに関わらず労働時間が減らないのはなぜなのか??

理由① みながテクノロジーを享受しているから

結局のところ、自分一人や自分の会社だけスマホ等の便利な機械をあつかえれば、労働時間が少なくても利益を多く獲得できるだろう。
しかし、もちろんそんなことはできなく、周りの人間もみな便利なテクノロジーを駆使する。

そうなるとそのテクノロジーを使い仕事をするのが当たり前になるので、他者を出し抜くことはできない。他者より秀でる為には結局時間を使うしかない。昔と比べれば便利になっているのに労働時間は変わらないのはそのせいだろう。

いつしか高価だったパソコンや携帯電話も、社員一人一人が持てるくらい安価になり、休みであろうと時間外であろうと連絡が取れるようになったので、実質労働時間と精神的負荷はむしろ増えている。

労働者にとってテクノロジーの進歩は、企業に縛られる足枷が増えるだけなので好ましくない。

理由② 会社は仕事を回し続けなくてはいけない

会社がある限り従業員の給料・会社の土地代・電気代等の固定費を支払わなければならないので、会社を維持させるには働き続けるしかない。営業活動を辞めれば、利益が上がらないばかりか損する一方である。

また、営業活動を少なくすれば顧客や取引業者が離れてしまう。規模は違うが私もyoutube活動で、一定期間動画を投稿しなくなったらみるみる再生数が減った。再び動画を投稿しても再生数は全然伸びない。

事業とはそういうものだろう。存続するためには常に働かないといけない。競争社会の中で、顧客が離れていくのが怖いのだ。なので社員の労働時間を減らすことができない。

結局のところ・・・

どんなに社会や文明の利器が発達しようと、社会が利益を求める資本主義である限り、労働時間は減ることはない。どんなに業務を効率化しようとも空いた時間にさらに仕事を入れられ、会社員でいる以上、休むという選択肢はない。諦めてシコシコ仕事をこなすしかない。

ただし個人で戦う分には、テクノロジーの進歩はメリットがある。
個人は企業よりも固定費がかからないので、休みを多く取り入れやすい。(その分、利益は不安定になるが)

休みを多く取るには、会社に期待するのは無駄なことなので、サラリーマンは金の為に働き、ある程度貯まったら個人でちょぼちょぼ稼ぎつつ、余暇を過ごしたいものである。

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