STEP10 インデックス投資するなら一括投資か積み立て投資か

こんにちはよっしーです。このブログではサラリーマンから無職になった私が、再起し40歳でセミリタイア(サイドFIRE)するまでのステップを記載していきます。

今回は「インデックス投資をするなら一括投資か積み立て投資ならどちらがお得なのか」について記載します。
インデックス投資=積み立て投資と思っている方が多いのではないでしょうか。

よっしー
よっしー

私も積み立て投資の方がリスク分散できて最良の手法だと思っていました

しかし、色々調べているうちに一概に積み立てが最良とは言えないことを知りました。
私の場合、投資をしてこなかった分、現金を銀行に眠らせているので、一括投資で早く運用したいという気持ちがあります。

私なりに調べた一括投資と積み立てのメリット・デメリットをまとめました。
ちなみに私は一括と積み立て併用を選択しました。なぜ併用にしたのか、その点も解説します。

前提条件
・長期的に右肩上がりのインデックス(S&P500等)が投資対象
・長期運用、基本手放さない、短期運用はしない
この条件のもと、一括と積み立ての違いを書きます。

福利効果の差

福利効果は初期に大きな金額を投入した方が大きくなるので、一括投資の方が資産拡大に有利と言えます。元手120万で一括投資と12回に分けて積み立て投資の場合を比べてみます。

一括投資は126.1万、積み立て投資は122.7万円でした。3.4万円の差が出ました。これは、相場が変動しなかった場合ですが、上昇相場であれば、さらに差は広がります。長期でみれば上昇なので一括投資の方が福利効果が得やすく、利益を最大化できます。

短期的なリスク

長期では右肩上がりでも、短期的には必ず暴落がきて右肩下がりになります。
一括で購入してすぐ右肩下がりに突入した場合、含み損が大きくなります。一方、積み立てであれば下がっても買い続けることができるので、含み損をカバーすることができます。
上昇相場でも、それは過去のことなので30年後50年後の長期でみても下降に転落する可能性はあります。そのリスクを減らせるのは積み立て投資です。

心理的負担

一括投資の方が暴落した時に金額が大きく動くので心理的に負担がかかります。
積み立て投資では、金額の動きを緩やかにするので負担かかりません。逆に暴落により安く株を買えるチャンスとも捉えることができます。

人間は得するよりも損したくない思いが強く働きます。仮に一括投資元手500万が順調に利益を出して1000万になったとしましょう。そしてある日暴落し750万円になったとしたら、元金の500万から750万にで得していますが、損したという感情が大きくなります。
心理的負担が少ないのは積み立て投資です。

【損失回避の法則(プロスぺクト理論)とは?】

100万円を手に入れる喜びと、100万円を失う悲しみ。 どちらも同じ100万円なのに後者の失い悲しみの方が大きく感じることを行動経済学ではプロスペクト理論といいます。 簡単に言うと「人は得するよりも、損したくない思いが強い」ということです。

ポイントの差

各社提供しているサービスとして投資額に応じて付与されるポイントがあります。
前回の記事で「積み立てNISAをするなら楽天証券かSBI証券か」書きましたが、ポイントは無視できない点です。

今回はポイント付与率が高い楽天証券で比較します。
こちらも同じく、元手120万で一括投資と12回に分けて積み立て投資の場合を比べてみます。
(投資額10万につき4pt、楽天カード引き落としで月最大500pt)

一括投資は500+48×12=1076pt
分割投資は500×12+4+8+12+16+20+24+28+32+36+40+44+48=6312pt
約6倍弱の差があります。ポイントを考慮するなら積み立ての方がいいですね。

まとめ、私が一括投資と積み立て投資を併用する理由

投資の最大の目的は資産の拡大です。資産の拡大だけに目を向けるならば、一括投資の方が有利です。しかし、その為には長期の運用をしなくてはなりません。人間はプロスペクト理論のように理論ではなく、感情に左右されます。感情に操られて、暴落相場で投資を辞めると意味がありません。
長期運用できるように感情に左右されないような金額を取り扱い、自分に適した手法を用いることが大切となります。

それらを踏まえて私は積み立て、投資メイン・一部一括投資を選択しました。
投資した後、評価金額をまったく見なければ、感情に左右されることもないですが、ブログやYoutubeでセミリタイアに関する情報を発信する以上、評価金額は確認する必要があります。

発信しなくとも、Youtubeはよく見るのでその度に「バブル弾ける」「今は投資やめろ」的な文言が目に飛び込むでしょう。
積み立ては20年間はする予定です。20年間それらの情報を見て一喜一憂し、心理的にも時間的にも負担をかけたくなかったので、積み立て投資をメインにしました。

そして一括投資の対象はジュニアNISAです。
ジュニアNISAはちらは2023年で投資できる期間が終了する為、ドルコスト平均法が使えず、毎月積み立てても長期でみれば効果が薄いと考えたからです。また、最大で240万までしか運用できないので、メイン運用額(将来的に4500万)と比較すると金額が低いので心理的ハードルも低い為です。

そして、使用用途も16年後の大学費用と決めています。大学は教育費用でかなり負担がかかるイベントです(私立文系で700万想定)。利益を少しでも最大化したい、かつ16年後には利益は+になっているという想定で一括を選びました。出口や金額面等、自分が納得していれば、一括投資でも長期で運用ができます。

目的をはっきりさせ一括投資や積み立て投資を選んでみましょう。

コメント

  1. […] STEP10 インデックス投資するなら一括投資か積み立て投資か今回は「インデックス投資をするなら一括投資か積み立て投資ならどちらがお得なのか」について記載します。 インデックス […]

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