無職から正社員にジョブチェンジしてから3ヶ月が経過しました。今回は転職して3ヶ月経った感想を述べていこうと思います。転職はとにかく今までとは違った環境に身を置きます。人間は元来変化を好まないので、ストレスで転職後すぐ辞めてしまう人も多いですね。
「三日・三月・三年(みっか・みつき・さんねん)」のように、耐え凌げばなんとか続けられるという言葉があります。3ヶ月はある種、辞めるか続けるかの目安になると思います。実際に経験して的を得ているとも思いました。
「三日・三月・三年(みっか・みつき・さんねん)」 元は芸事や修行の心構えから来ている言葉で、「三日我慢すれば三ヶ月は耐えられる。 三ヶ月耐えられれば三年は頑張れる。」 という意味である
Youtubeで「仕事 3ヶ月」「仕事 辞めた」で検索すると3ヶ月で辞めた人や3日で辞めた人、バックラー等「辞めた」に焦点があてる動画が多くヒットします。それらとは逆に3ヶ月継続した感想を述べていきます。仕事を辞めたい・続けたいで葛藤している人の参考になれば幸いです。
初日〜3日間 辞めたくて辞めたくて震える
初日は気合いいれて仕事に臨みました。「仕事なんて作業」「自分のできることをする」そう心に誓いましたが、会社に入り午前中で心が折れました。研修で「社長に粗相してはいけない」といきなりそんな教育され、「典型的なボトムアップの会社だなぁ」「仕事したくねぇ」と心底思いました。
なにせ無職期間が1年半と社会と距離をとっていたので、「朝礼」「ラジオ体操」「通勤」「上司と話す」「仕事を覚える」普通の会社員では当たり前の業務が辛くてしょうがなかったです。1年半のブランクは正直響きました。
初日〜3日間はすぐに辞めてやろうか悩みました。初日の昼休みに嫁にラインで辞める旨連絡した位です。初めて退職代行を使おうか悩みました。さすがにこんな短期間で辞めた経験は無かったので、自分の口から上司に言うのはできませんでした。
退職代行の準備として、私物は毎日持ち帰り、机の中を整理して帰りました。3日目にして辞める準備していたので今思えば笑えます。辞めなかったのは変なプライドがあり、上司に話する勇気もなかったからでしょう。情けないながら自分の弱さゆえ続けることができました。
1ヶ月〜2ヶ月 定期的に辞めたくて震える
3日間のピーク時より、辛さは減少したとはいえ、定期的に辞めたいという感情は襲ってきます。特に午前中はしんどいです。よくトイレで落ち込んでいました。なぜこんなにも辛いのか、パワハラを受けたとかブラックというわけではありません。
辛い原因
・何が分からないのか分からない
・基本的なルールが分からない
・名前と部署名が一致しない
・電話相手の会社名が聞き取れない
・気楽に相談できない
一覧にしてみると専門的なことや仕事内容で辛いということはありません。
請求書の処理や、メールの出し方文言、仕事の進め方・部署関係、社内ルール、こういった基礎的なことが分からないのでストレスに感じるのです。
会社の先輩からするとこれらは当たり前のことなので、何度も同じことを聞くと嫌な顔されしまいには注意されます。「中途だからできるでしょ」的な対応もしばしばされます。一度で覚えられる要領をもっていればいいのですが、あいにく私にはありません。こういった初歩的なことでつまづき、一向に仕事が進まないのでまたストレスがかかります。
辞めなかった理由は上記で書いた理由と同じです。弱さゆえに続けることができました。
3ヶ月 初歩的なことが慣れてくる
初歩的な社内ルールや仕事の進め方が全くできませんでしたが、3ヶ月も繰り返し作業すれば嫌でも慣れます。電話の相手も「いつもの人」からかかってくるし、調べ物をする際「資料の場所」も分かるようになります。初期で感じていたストレスは自分の能力どうこうというよりは「慣れ」が解決してくれることが多いように思えます。
今思えば初日で辞めなくてよかったなと思います。初歩的なことはできるようになりましたが、業務ができるといっていないので、このまま3年続くかはわかりません。大きな負荷がかかったらまた辞めたくなるでしょう。1日でも多く在籍してお金を確保したいものです。
まとめ
仕事を続けられるかは個人差によると思いますが、3ヶ月は目安になります。ブラックではなくただ漠然と仕事が辛いと思う方は、なんとか3ヶ月続けてみてはいかがでしょうか。