「仕事辞めたい、サラリーマンは現代の奴隷だ、今すぐ開放されたい」
このように考えるサラリーマンは多いのではないでしょうか。特に転職組の人たちは環境に慣れず、短期で辞めてしまう確率が高いです。私も転職してから3ヵ月目ですが、日々逃げ出したくなる毎日です。「仕事辞めたい」でよく検索します。
しかし、今回は短期ではなく、1年は続けるべき理由とそのメリットを上げていきます。ネットには1ヵ月で辞めても不利にならないか1年続けたほうが有利か等の記事が多いにあります。
経験上、転職の有利不利だけでいえば、最低でも3年は必要です。私の職歴も2年半で辞めた職歴がありますが「こんな短期間で辞めたら、その会社も大赤字でしたね」と言われたり、お決まりの「なぜこんな短期間でやめたんですか?」と面接で質問されました。自分なりには続いたほうだなと思っていましたが、世間の評価はそんなもんです。それ相応の退職理由がなければ落とされるだけです。
今回は転職に有利か不利かの議論は置いといて、それ以外に1年続けるべき理由を上げます。対象者として転職を短期間で繰り返してしまう人、仕事が嫌で逃げ出したい人となっています。
ただし、有能でキャリアアップを目指して転職する人・他にやりたいことができた人・労働環境がブラックな方は対象外としています。パワハラや給料未払いなどやばい会社は立派な退職動機となりますので全力で逃げましょう。
さて本題です。
まず結論から述べます。1年働くメリット。
①時間を味方に副業を育てられる②1年続けることで職場環境に慣れるかもしれないから③失業手当が貰えるからこの3点です。順番に解説します。
理由1 時間を味方に副業を育てられる
仕事を短期で辞めてします人は仕事なんて大嫌いでしょう。しかし辞めても結局次の仕事を見つけないといけません。そしてまた嫌々仕事する無限ループです。なので、仕事を続けるにはやっていても苦ではない仕事をする必要があります。それが退職や転職ではなく、副業です。
サラリーマンのデメリットとしてよく上げられるのが長い拘束拘束です。労働8時間、残業2時間、通勤2時間で12時間、1日の半分を会社に捧げている人も多いです。長い拘束が嫌になり辞める人も多いです。しかしこの長い拘束時間は副業を育てるのに有利です。
例①Youtube
Youtube副業を例に挙げると、動画は1日どんなにがんばって、チャンネルと睨めっこしても、再生数はあがりません。しかし時間が経てば動画再生されます。仕事をしている時間もチャンネルは着実に成長していきます。
そして1年という期間がミソです。1年あれば誰でも収益化できると思います。実際、私のチャンネルも1年で収益化を達成することができました。収益化できても、金額はしょぼいですが自分の力で稼いだお金は、サラリーマンの給料とは比べ物にならないくらい達成感があります。
お金を稼ぐことを仕事と定義するならば、今まで仕事は苦痛なものでしかなかったものが、苦ではない、むしろ楽しいに変わっているはずです。

例②メルカリ
メルカリはYoutubeと違い、ストック収入ではなくフロー収入の部類に入りますが、これも時間を味方に稼ぐことができます。これは私が実際に売ったものですが、ブックオフ等の本屋では本来買値ゼロ円の参考書をメルカリに登録するだけでこの金額で売れます。
もちろん、参考書はすぐには売れません。ただ商品を登録するだけで、時間が経てば必ず誰かがチェックし、やがて売れます。もともとゴミでしかなかったものが売れました。「こんなので利益がでるのか」という感覚を得ることができます。

例③投資
投資に関しては、無職だと時間があるので、デイトレードやFXに手を出してしまいます。一発当てたいので、我慢することができません。毎日チャートを眺めるようになります。素人が手を出して勝てる世界ではないので、大損して終わります。
そんな博打をするなら、サラリーマンでチャートを見れないよう12時間拘束され、時間がかからないインデックス投資に毎月定期的に積み立てしたほうが、結果的に後者の方が資産は拡大します。
以上のように時間を他者に拘束されることはデメリットと思われがちですが、メリットも存在します。

理由② 環境に慣れるかもしれないから
転職したばかりは、ほぼ全てのことが初めての業務となります。通勤経路、労働時間、上司、同僚、取引先等々。同僚の名前や会社のルールを覚えなくてはなりません。下っ端なので、議事録・雑用等も回ってきます。
人間、初めてのことには大きなストレスがかかります。転職組で短期間で辞めてしまうのはこのストレスに耐えきれなくなるからです。たとえ辞めても、また次の会社で初めての業務が始まり、ストレスを抱えやがて辞めます。
ただ、1年たつと人間関係や社内ルールも自分の中に少しづつ浸透し自分から動けるようになります。そこで初めてストレスを軽減できるようになります。慣れれば、2年3年と続けられる可能性があります。2〜3ヵ月で辞めるのはもったいないですね。
また、短期で転職を繰り返すと辞めた後はすぐに就職できるわけでなく、就職活動・入社手続き等、数ヶ月空白期間があきます。その間給料は入らないので、何度も転職を繰り返すのは資金効率も悪いです。
理由③ 失業手当が貰えるから
春夏秋冬があるように、社風や自分が今後も働けそうか1年働くことで見えてきます。そこでどうしても会わなければ、辞めるのもありだと思います。なぜなら1年働くことで、国からボーナスが貰えます。それが失業手当です。
自己都合退社だと即日はもらえず、2ヵ月ほど待機期間がありますが、それが過ぎれば年齢にもよりますが、給料の6割程度を3ヵ月分もらえます。この1年で副業が育っていれば、転職しなくとも個人でやるか、はたまたフルタイムではなく、バイト+副業の働き方もできます。
1年労働することでこれからの人生をゆっくり考える期間が生まれます。ただし、不正受給はダメです。働く意欲は見せないといけません。
まとめ
時間は、使い方うまい有能な人ならいいですが、下手だと逆に損する方向に行きかねません。そんな人にとって長時間拘束されることはメリットなので、拘束されることで生かせること、副業を育て、とりあえず1年働いてみましょう。
1年後には国からのボーナスもあるので、その時に今後についてゆっくり考えればいいのです。短期間で辞めてしまう人はぜひ1年働いてみてください。
と、偉そうなことをいいましたが、私も日々挫けそうになりながら仕事しています。自分を鼓舞するためにもこの記事を作成しました。私はとりあえず1年働き、1年後の今日決断したいと思います。仕事よりも副業に力を入れます(笑)労働頑張りましょう。