今の会社に転職して初の年越し。年越しといえば聞きたくもない社長等お偉いさんの、年頭挨拶を聞かされる時期だ。だが、今の会社の年頭挨拶はなんてことなかった。会社専用のサイトにアクセスして、社長の動画を見てお終い。動画と共に文章もあるのでそっちを読んでもいい。
当然私は動画を見ることなく、文章を流し読みし2分もかからず社長の年頭挨拶行事を終えた。ストレスフリーないい会社だと思ったよ。
と同時に、前の会社の社長年頭挨拶の嫌な思い出が蘇った。
出社して会議室に集合し、背筋を伸ばし、社長が話したことに注視しメモをとる。(椅子の背もたれによりかかっていると注意される)まぁそれくらいなら一般的な会社だろう。
やばいのは年頭挨拶のレポートを提出し、何文字メモをしたかも申告することだ。
まるで小学生の課題だ。文字数が少なかったり、間違っていたことを書くと注意される。注意されることを恐れて皆大真面目に課題に取り組む。恐ろしいのはこの会社は中小企業ではなく、社員数数千の会社でプライム市場であることだ。
皆内心バカバカしいと思っているだろうが、それを言ってはいけない雰囲気がなんとも言葉に形容しづらい。北の国のような共産主義はこんな感じなのだろうか。
年頭挨拶を聞き、レポートにまとめる作業で半日は費やされる。これほど無駄なことはない。数千人分のレポートを真面目に読んでいるとも思えない。「DXを取り入れていく〜、生産性が高い仕事をする」とか言ってたけど、内申笑ってしまった。これはいい思い出になったかもしれない。
年頭挨拶なんてものはだいたい言うことが決まっているのだから糞真面目にやらんでほしい。誰も真に受けてないのだから。年賀状のような虚礼だよ虚礼。
ちなみに虚礼(形だけで儀礼がこもっていないこと)という言葉も今の会社に入って初めて知った。年賀状は虚礼に当たるから廃止したとのこと。
前職は当然年賀状を作成した。トータル1週間くらいかけたかぁ。印刷がうまくいかず作るの苦労した。ミスりまくって怒られるし。憎しみを込めて年賀状を作ってました。虚礼にすらなってなくてごめんね。
前職は新年早々ストレスマッハで仕事開始したが、今の会社は相変わらずまったりと仕事スタート。休みも十分あったし。気楽に自分が出来る範囲で仕事をやっていき、セミリタイア資金を確保していく。。。