現在私のポートフォリオは日本高配当株が40%、SP500が40%、現金20%の割合となっているが、2024年の新NISAに向けて高配当株は辞めてSP500一本にしていきたいと思う。
元々インデックス投資メインであったが、youtubeや他ブログを見て興味をもち、銘柄選定もさほど難しそうでないと感じたので個別株の高配当株を始めた経緯がある。
そして、高配当株投資を2年程経験し、資産も増え結果的に順調であったが、なんとなく自分には合わないと感じることもあり、新NISAを機に投資方針を変更することに決めた。
高配当株のメリットとは?
高配当株の魅力でよく語られるのが下記の通り。
①インカム収入が増える、不労所得を得られる
②銘柄選びが比較的容易で基本売却しないので半放置できる
③インデックス投資より投資している感を味わえる
これらについて自分に合わなかった理由を述べてみる
①インカム収入が増えても・・・
高配当株は定期的にインカム収入を得られるのが魅力だ。「月3万入れば生活が楽になる」「資産の取り崩しせずとも自動でやってくれる(精神的に楽)」など。
実際に経験してどうだったのか。
最初に配当をもらえた時は嬉しかった。手紙が届いて封を開けると「配当金」という文字があり、数千円だがの金額が書いてあり、不労所得感があった。
ただ、その感動も2・3回で薄れてしまった。去年の配当金は10万円程あったが、10万円確かに嬉しいがその10万で生活しているわけでもないし、サラリーマンの収入で十分生活も娯楽も楽しめてるので、10万で贅沢するわけでもない。
セミリタイアして、収入が減ればまた違った感情が生まれるかもしれないが、「生活が楽になる、配当金分自由になる」「不労所得感を得られる」は特別感じることはなかった。
②銘柄選定は本当に簡単か?
高配当株はネットで検索すればめぼしいポートフォリオを組める。(KDDI、エネオス、日本特殊陶業、三菱HCキャピタル等)なので、よほど冒険をしない限り、安定した配当を得られる。
確かに銘柄選定は簡単であったが、果たしてそれが今後10年、20年続くのかは誰にも分からない。今は調子よくてもか必ず没落する企業がある。将来それを判断し売却しなくてはならない。
その判断はネットで見た情報で購入し、半放置していた人間にできるとは思えない。

③株は楽しいか?
インデックス投資は入金したら終わりだが、株は銘柄選定や購入タイミングを図ったり楽しみはあった。ただ、会社が何の仕事をしているか、どんなビジョンを持っているかなど興味はなかった。「いくら株を買えば、いくら配当金を貰えるか」ただそれだけだった。
KDDI株を持っているが、使っているのは格安SIMだ。そんな風に企業を応援したいのではなく金がほしいから株を買ってるだけに過ぎない。
四半期ごとの決算資料とか、数字伸ばすために営業が汗水働き、資料作りに事務方も動く。こんな金のことばかり考えてる投資家の為に労働してる従業員のことを考えると虚しくなる。
定期的に企業から届く手紙がうざいことこの上ない。決算資料も読まずにゴミ箱行き。

最初は楽しいと思っていた個別株だが、今は面白くない。銘柄選定などの作業は管理会社にやってもらった方が気が楽だ。
さいごに
「敗者のゲーム」等インデックス投資が最適解であることは、証明されているが人間は理性ではなく本能で動くので、自分で株を操作したい・もっと最適解があるはずと思い、個別株に手を出すんだと思う